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Virgin Colada (バージンコラーダ)
ノンアルコール

Virgin Colada (バージンコラーダ)

午後 3 時のホテルのプールサイドを見れば、バージンコラーダがメニューにある理由はすぐわかります。プールの周りのゲストの半分は今日お酒を飲みません。夕方に空港まで運転するお父さん、妊娠中のお母さん、そもそも飲まない中東からの家族、ウェルネス目的で滞在するカップル、そして大人と同じものが欲しい子どもたち。本気のホテルバーは、この人たちのグラスをネグローニと同じ真剣さで扱います。同じ宿泊料を払い、同じ細部を覚えて帰るゲストだからです。バージンコラーダはラムを抜いただけで、手は一切抜かないピニャコラーダ。フレッシュなパイナップル、本物のクリーム・オブ・ココナッツ、ひと搾りのライム、ソフトクリームの質感まで氷をブレンドする。うまくできれば、濃く、冷たく、甘いのに明るい一杯になり、ゲストは残念賞を渡されたとは決して感じません。

グラスハリケーングラスまたはポコグランデ(400〜450 ml)、冷やしておく
ガーニッシュパイナップルのくし切りをリムに、パイナップルの葉 1〜2 枚、コクテルチェリー 1 個
強さアルコール 0%。運転される方、妊娠中の方、お子様、あらゆる年齢のゲストに

レシピ仕様

材料分量役割
パイナップルジュース(搾りたて、または濃縮還元でない 100%)、冷やしたもの90 ml果実味、酸、香り。完熟パイナップルの搾りたてがいちばん香るが酸化が早い。24 時間以内に使い切る
クリーム・オブ・ココナッツ(加糖)45 mlボディ、ココナッツの風味、糖分の大半(100 ml あたり約 40 g)。ココナッツミルクでも無糖のココナッツクリームでもない。ブレンド用に加糖・乳化された製品
フレッシュライムジュース15 mlキレを与えるラムがない分、ライムがデザート化を防ぐ。クラシックでは任意、バージンでは必須
ココナッツウォーター、またはパイナップルジュースを追加30 mlラム 50 ml が担っていた容量と軽さを補う。ココナッツウォーターなら糖を増やさずココナッツの線を保てる
細かい塩ひとつまみ、約 0.3 g舌には感じないが果実味を持ち上げ、甘さが平板になるのを防ぐ。ホテルの一杯とプールサイドのスラッシュを分けるコツ
クラッシュアイスまたはクラックドアイス150 g、約 1 カップ質感を決める。少なければ水っぽく、多ければかき氷になる

技法

  1. ハリケーングラスを冷凍庫で 10 分以上冷やす常温のグラスに注いだフローズンは 2 分で質感を失う。グラスは中身と同じ温度でなければならない
  2. 開ける前にクリーム・オブ・ココナッツの缶や瓶を 10 秒強く振る。固まっていれば 40 ℃の湯に 5 分つけるクリーム・オブ・ココナッツは上の硬い脂肪層と下の薄いシロップに分離する。混ざっていないと、一杯は脂肪ばかり、次の一杯は砂糖ばかりになる
  3. パイナップルジュース、クリーム・オブ・ココナッツ、ライム、ココナッツウォーター、塩ひとつまみを計量してブレンダーに入れる液体を先に入れると刃が液体をとらえ、氷を下へ引き込む。ラム入りより計量が重要になる。糖の背後に隠れるものがないから
  4. クラッシュアイス 150 g を上から加え、高速で 15〜20 秒ブレンド。それ以上は回さない15 秒でなめらかで濃く、氷の粒のない仕上がりになる。25 秒を超えると刃の熱で中身が温まり、氷が水になって薄く白っぽくなる
  5. 冷やしたグラスに止めずに一気に注ぎ、リムの上に小さなドームを作るドームは質感が正しいことをゲストに伝える合図。分けて注ぐとジャグの中で分離する
  6. リムにパイナップルのくし切り、その後ろに葉を 1〜2 枚立て、チェリーを添え、太いストローですぐ提供するくし切りはゲストの最初のひと口、葉はグラスの額縁。細いストローは濃いブレンドで詰まる。最初に聞くクレームがそれ

サービス

グラスハリケーングラスまたはポコグランデ(400〜450 ml)、冷やしておく
氷グラスの中でブレンド。一杯にクラッシュアイスまたはクラックドアイス 150 g。製氷機から出したての氷を使い、アイスウェルで水を吸った氷は使わない
温度-2〜0 ℃、ソフトクリームの質感で提供。スプーンにのせて数秒形が保てること
ガーニッシュパイナップルのくし切りをリムに、パイナップルの葉 1〜2 枚、コクテルチェリー 1 個
提供のタイミング正午から日没までのプールサイド、ブランチ、海辺のアフタヌーンティー、キッズメニュー、そしてゲストの 3 分の 1 が飲まないあらゆるイベント
バーテンダーノートカクテルを断ったゲストだけでなく、テーブル全員に勧める。ピニャコラーダと同じグラス、同じガーニッシュで出し、誰が何を飲んでいるかテーブルの誰にもわからないようにする

由来

バージンコラーダに固有の出生記録はありません。ピニャコラーダの子であり、ピニャコラーダはホテルで生まれました。プエルトリコ、サンフアンのカリブ・ヒルトンは、バーテンダーのラモン・マレーロ(通称モンチート)が約 3 か月の試行の末、1954 年 8 月 15 日にビーチコンバー・バーでラム、クリーム・オブ・ココナッツ、パイナップルジュースの一杯を初めて出したとしています。マレーロ本人は 1952 年と語ったこともあります。この話には異論があります。同じ時期に同じホテルにいた別のバーテンダー、リカルド・ガルシアは、ココナッツ不足のときに即興で作ったのは自分だと主張しましたが、ホテルはこれを認めていません。旧市街のレストラン、バラチーナは、1963 年にラモン・ポルタス・ミンゴットが店で創作したと掲げています。もっともらしいのは、レシピは 1950 年代のカリブ・ヒルトンで形になり、名前は後から広まったという見方です。カクテルブックにこの一杯が登場するのは 1960 年代末になってからだからです。名前そのものはどの主張よりも古く、1922 年の『Travel』誌は、ココナッツをまったく使わない、パイナップルジュースだけのキューバの「ピニャ・コラーダ」(文字どおりには「濾したパイナップル」)を紹介しています。レシピのもう半分にも日付があります。市販のクリーム・オブ・ココナッツは 1948 年、ラモン・ロペス・イリサリーがプエルトリコで開発しました。この安定した甘いココナッツ製品がなければ、フローズンの一杯は成立しませんでした。プエルトリコは 1978 年にピニャコラーダを公式ドリンクに定め、2004 年には知事が 50 周年の宣言を出しました。ラム抜きの版は原型とともにあらゆるリゾートバーに広がり、ピニータ・コラーダやバージンピニャコラーダとも呼ばれて、家族連れとプールサイドの定番オーダーになりました。

味わいとボディ

まず冷たく、濃く、クリーミー。続いて完熟パイナップル、そして長く残るココナッツ。ライムは酸っぱさではなく最後の明るさとして現れ、ひとつまみの塩が果実を実際より熟して感じさせる。甘さは上質なアイスクリームの水準で、シロップではない。質感が判定基準。なめらかで、氷の粒がなく、5 分たってもグラスの底に水の層ができない。淡い黄色で牛乳のように注げるなら、回しすぎか氷が少ない。ざらつくなら、クリーム・オブ・ココナッツが混ざっていなかった証拠。

相性のよい料理

  • グリルしたエビ、ライムを搾ったフィッシュタコス
  • ジャークチキン、サテなどスパイスの効いた焼き物。ココナッツが辛さを鎮める
  • ココナッツシュリンプ、イカフライ、塩気のある揚げ物
  • フレッシュフルーツの盛り合わせ、マンゴーともち米のデザート
  • プールメニューのクラブサンドイッチとハンバーガー
  • ココナッツケーキ、キーライムパイなど柑橘系のデザート

ホテルバーの定番アレンジ

  • Piña Colada(ピニャコラーダ) · 親。IBA 規定はホワイトラム 50 ml、ココナッツクリーム 30 ml、パイナップルジュース 50 ml を氷とブレンド。バージンではラムをココナッツウォーター 30 ml に置き換え、失われたキレをライムで補う
  • Virgin Strawberry Colada(ラバフロー風) · イチゴ 60 g とシュガーシロップ 10 ml を別にブレンドして先にグラスへ注ぎ、その上からバージンコラーダをゆっくり注ぐと赤が側面を上ってくる。プールサイドでいちばん写真を撮られる一杯
  • Virgin Mango / Passion Fruit Colada · パイナップルジュース 45 ml を完熟マンゴー 60 g かパッションフルーツの果肉 30 ml に置き換える。パッションフルーツは酸を持っているのでライムを 5 ml 減らす
  • ココロコ風 · 上を切り落としたヤングココナッツに入れて提供。実の中のココナッツウォーター 30 ml をブレンドに加え、殻に戻し、果肉用のスプーンを添える。東南アジアのビーチバーとプールバーで人気
  • シェイクしてロックで出すバージンコラーダ · 同じレシピをキューブアイスと 15 秒強くシェイクし、新しい氷を入れたハイボールグラスにストレイン。軽く、甘さ控えめで、速く作れる。忙しいブランチ向き

よくある失敗

  • クリーム・オブ・ココナッツの代わりにココナッツミルクや無糖のココナッツクリームを使う。薄く、甘くなく、脂っぽく、冷たいパイナップルジュースに触れた脂肪が分離する
  • ブレンドしすぎ。25 秒を超えると氷が水になり、注いで 1 分でボディも色も失われる
  • ラムがないからとライムと塩を省く。結果は甘いココナッツのミルクシェイク。酸と塩こそが「飲み物」にする要素
  • 濃縮還元のパイナップルジュース、または前日に搾ったジュース。香りは消え、金属的か発酵した味になる
  • 温かいグラスと細いストローで出す。上は液体、下はシャーベットに崩れ、ゲストは飲めない

バーテンダーノート

1 日 40 杯以上出るプールバーやブランチでは、毎朝液体ベースを仕込みます。パイナップルジュース 900 ml、クリーム・オブ・ココナッツ 450 ml、ライムジュース 150 ml、ココナッツウォーター 300 ml、塩 3 g を泡立て器で混ぜ、4 ℃以下で保管。一杯 180 ml で 10 杯分です。オーダーごとに氷 150 g とブレンドし、閉店時に残りは捨てます。フレッシュのパイナップルジュースとライムは一晩もちません。メニューではバージンコラーダをピニャコラーダと同じ行、同じ価格帯、同じグラスに置きます。飲まないゲストが別のキッズメニューを指さして注文する必要があってはいけません。ピニャコラーダの注文が入ったら、ひと言でテーブルの他の人にバージン版を勧められます。

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よくある質問

バージンコラーダとは何ですか

ラムを使わないピニャコラーダです。パイナップルジュース、クリーム・オブ・ココナッツ、少量のフレッシュライム、クラッシュアイスをなめらかになるまでブレンドし、ハリケーングラスにパイナップルのくし切りを添えて出します。アルコールは含みません。

クリーム・オブ・ココナッツ、ココナッツクリーム、ココナッツミルクの違いは

ココナッツミルクはすりおろした果肉から搾った薄い液体。ココナッツクリームはその上に浮く濃い脂肪分で無糖。クリーム・オブ・ココナッツはココナッツクリームを加糖して安定化させたもので、100 ml あたり約 40 g の糖を含み、ドリンク用に作られています。バージンコラーダの質感と甘さを出せるのはクリーム・オブ・ココナッツだけです。

クリーム・オブ・ココナッツはバーで自作できますか

できます。濃いココナッツクリーム 200 ml と白砂糖 120 g を弱火で砂糖が溶けるまで温め、沸騰させずに冷まして冷蔵します。5 日以内に使い切り、分離するので使う前に毎回振ってください。

バージンコラーダはどのくらいブレンドしますか

クラッシュアイス 150 g と高速で 15〜20 秒。なめらかになったらすぐ止めます。それ以上回すと氷が溶けて薄くなります。

子どもや妊娠中のゲストに出せますか

出せます。アルコールをまったく含まず、果汁、ココナッツ、ライム、氷だけなので、あらゆる年齢のゲスト、運転される方、飲まない方に提供できます。

ピニャコラーダはどこで生まれましたか

プエルトリコ、サンフアンのカリブ・ヒルトンは、バーテンダーのラモン・マレーロが 1954 年 8 月 15 日に初めて出したとしています。同ホテルの別のバーテンダー、リカルド・ガルシアも創作を主張し、旧市街のレストラン、バラチーナは 1963 年説を掲げています。カリブ・ヒルトン説が最も広く受け入れられており、1978 年にプエルトリコの公式ドリンクになりました。

クラシックのピニャコラーダには不要なのに、なぜライムと塩を加えるのですか

ラムはドライさとわずかな刺激でクリーム・オブ・ココナッツを引き締めています。ラムを抜くとグラスは平板で甘くなる。ライム 15 ml と塩 0.3 g が、風味を変えずにバランスを戻します。

ジュースの代わりにフレッシュパイナップルを使えますか

使えますし、その方が良いです。パイナップルジュース 90 ml の代わりに完熟果肉 120 g をブレンドします。パイナップルジュースは冷蔵しても 24 時間で酸化して香りを失うので、その日のうちに使い切ってください。

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